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2020年02月16日
(佐礼尾)八幡神社「惣祈祷(そうぎとう)」
「惣」とは中世の頃に発達した村の呼び名です。故に村を挙げて行う祈祷です。
何の祈祷かは「御神札」を見ればわかる!かな?

1、ほうさいし・よすみよんさかいさえのかみ・ようご・
  「奉祭祀 四隅四境佐倍神 擁護」   
  むらないあんぜん/よのまもりひのまもり
  「村内安全/夜守日護」

2、 ほうさい・さえのかみみはしらおおかみ しゅご 
   「奉齋 塞神三柱大神 守護」      
   かんなおびのかみ/おおなおびのかみ
   
「神直日神/大直日神」・・・災いである禍事(まがごと)を直してくれる神様。
  
3、  
ほうさいし  くなどのかみ   かないあんぜん かもんちょうきゅう いのりおさめ  
  表「奉祭祀 久那斗神 家内安全 家門長久 祈修」 
   「八街比古神/八街比売神やちまたひこのかみ・やちまたひめのかみ)
  裏
「令和二年一月穀旦(こくたん)」 

惣(村)の出入り口に当たる4隅4境(東西南北)に1番のお札を立てて隣村から流行病(インフルエンザなど)や災禍(わざわい)が入ってこないように、塞神(さえのかみ)様に守ってもらいます。塞神は佐倍神また幸神とも表記される道祖神で久那斗神・八街比古神・八街比売神の3神です。
検疫の役割を担って言います。かつて流行病が村を全滅させることもありましたから、医学が発達していない時代に切実な願いを込めて始められた祭祀なのです。
目に見えない病原は今も恐怖です。国際社会になった現代では、松食い虫を始め外国からの様々な目に見えない恐怖が迫っています。今年は新型コロナウイルスが猛威をふるい私たちの生活と命を脅かしています。このお札を日本中の出入り口に立てて、塞神三柱大神様にお守りしていただく必要があると考えています。日本人の生活の知恵は本当にすごいですね!




   
   

      

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